伊平屋ちむドン!キッズシアター

現代版組踊推進協議会

2014年06月09日 17:02

―現代版組踊推進協会 加盟団体紹介 その6―

沖縄本島の今帰仁村からでフェリーで80分の伊平屋島で活動をしています。島の小学生から中学生までの子どもたちが、踊りや舞台出演を通して、島の歴史や芸能文化を楽しみながら学んでいます。
伊平屋島には高校がなく、中学を卒業したら、皆、島外に出ていきます。その時に、島のことを堂々と伝えられる人を作りたい。と考えています。
2011年からは、舞台出演だけでなく、島の史跡を巡るバスツアーも始めました。キッズシアターのメンバーは、ちびっこガイドとしても活躍中です。説明だけでなく、お客さんへの気遣いや、時間管理なども学びながら、島の魅力を発信しています。
毎年、夏のいへやまつり、秋のムーンライトマラソンの前夜祭への出演を始め、那覇で行われる離島フェアや、各地の物産展などに出演し、観光大使としても活躍しています。
最近では、「肝高の阿麻和利」や「北山の風」など他の地域の舞台を鑑賞し、表現や演技を勉強し、レベルアップを目指しています。
2011年には父母の運営組織「父母ゆんたく会」も立ち上がり、イベント出演や稽古運営などを行っています。

伊平屋ちむドン!キッズシアター(沖縄県伊平屋村/2008年~)


演目紹介
現代版組踊「屋藏大主物語~琉球王朝始まりの島~」
琉球を統一した尚巴志の曽祖父・屋藏大主の物語。
伊平屋島にある、海辺に本島に向かって立つ屋藏大主のお墓を訪ねてきた、歴史好きの自称琉球歴女・アマミとテルオ。そこに現れた、キジムナーのアカとカナの案内で600年前の伊平屋島へタイムスリップ。
古の人の想いを受け止めた、アマミとテルオは今を力強く生きることを誓います。
多彩なオリジナルソングに乗せて、歌と踊りで元気いっぱいに演じます。

演目紹介
バスツアー「てるしの号の旅」
「てるしのの島」「沖縄の原風景が残る島」と言われる伊平屋島の史跡・名所をキッズシアターのメンバーのガイドでご案内。
赤瓦や珊瑚の石積みの石垣など、今では貴重となった風景や、雄大な念頭平松やクマヤー洞窟などの自然の奇跡、そして、今でも島に残る伝統文化など、小さな島に溢れる魅力を衣装をつけたガイドが丁寧に、楽しく説明します。


メンバー紹介
伊平屋ちむドン!キッズシアターは、小学生から中学生のメンバーで構成されています。他の地域では年少組の小学生も、伊平屋島では立派なリーダー。
小学校高学年を中心に活動を行っています。

みんなで決めたルールは4つ。
「稽古場に入る時に靴はちゃんと揃える」「挨拶をする」「稽古場はきれいに使う」「人の話をちゃんと聞く」。

最近では、着付けや片付けもメンバーたちで助け合いながら出来る様になってきました。

人懐っこくて明るい笑顔が溢れる元気なチームです。


今後の活動目標
伊平屋島は小さな島ではありますが、琉球の偉大な人が暮らしていたとても素晴らしい島です。その島の魅力を沢山の人に知ってもらえるように、島から元気を発信していきます!
踊りも演技もがんばって、他の舞台に負けない、人を感動させられる舞台を作っていきたいです。

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